【ムンバイ】中国湖南省長沙を拠点に土木建設機械の製造を手掛ける三一重工有限公司(SHIC:Sany Heavy Industries Co Ltd)はマハラシュトラ州Pune近郊Talegaonに7000万米ドルを投じて工場を設ける計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレスが11月24/25日、SHICのステートメントを引用し報じたところによると、同社はマハラシュトラ工業開発公社(IDCM:Industrial Development Corporation of Maharashtra)と関係覚書を交換した。SHICにとって初の海外工場は100エーカーの土地に設けられ、2007年に稼働、年間1万5000台のトレーラー、コンクリート・ポンプ搭載トラック、トラック・クレーン、クローラー・クレーン、その他の重機を製造する。当面2000人が雇用され、新工場で製造される重機はインド国内と周辺諸国の需要に応じる。
SHICは米国にも工場を設けることを計画しており、中国の機械メーカーとしては初めて先進国に製造拠点を設けることになる。
SHICの梁穩根会長が調印式後語ったところによると、同社は2002年に現地法人Sany Heavy Industry India Pvt Ltd(SHIIPL)を設立、インド市場に進出を果たした。それ以来6000万米ドルほどの売上げを達成、2007年には3000万米ドルを見込んでいる。
SHIIPLのSen He重役(CEO)によると、インド売上げの30%は重機のリース収入で、残りは直接販売で占められる。Tata製及びAshok Leyland製シャーシーに同社製重機を搭載することを計画、Tata chassisが目下テストを行っている。向こう5年間にインドにおける同社製品の地元部品使用率は80%に達する見通しと言う。