SEAnews 2006-11-27 ArtNo.38766

【プネー】Honda Motorcycle and Scooter India Ltd (HMSIL)はブームを呼ぶインド・モーターサイクル市場に強固なプレゼンスをまだ築いていないが、国際市場の開拓に本腰を入れる構えでUnicorn／Shine両モデルの輸出を準備している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月25日報じたところによると、HMSILのN.K. Rattan地域主任は同紙に以上の消息を語った。それによると、UnicornとShineの最初の輸出先はネパールで、同社は目下これら2モデルの他の潜在市場を物色している。これまでに欧州を含む海外市場に3万台のスクターを輸出した同社は、モーターサイクルの潜在市場としてラテン・アメリカと西アジアに注目、親会社のホンダもその国際ネットワークを通じてHMSILの新市場開拓を支援する見通しだ。
インド国内では、HMSILは125ｃｃと150ｃｃセグメントにプレゼンスを築いており、今後これらセグメントの足場を一層強化するが、将来更に大きな排気量セグメントに進出することも否定しない。同社は大型バイク・セグメントを将来の成長領域と見ている。
業界筋によると、HMSILは来年1月に150-cc Unicornの新バージョンを発売するものと見られる。同社は向こう3年間に400クロー(US$8891万)を投じ、毎年新製品を紹介する方針を明らかにしている。今月発売されたセルフ・スターター付き125ｃｃバイク『Shine』の販売台数は8000台から1万台に拡大、今後一層の伸びが見込まれている。
HMSILの国内二輪車販売は昨年の60万台から今年は70万台を突破する見通しだ。今年上半期(2006/4-9)のスクーター販売台数は34万5000台、モーターサイクルは9万5000台に達した。ディーラー網の大幅な拡張を通じ、ボリューム販売の一層の拡大を図る。ディラー網は今会計年度末までに現在の260店から280店に、次期会計年度末までには320店に拡張されると言う。