SEAnews 2006-11-27 ArtNo.38762

【アーマダバード】日新製鋼の3人のチームが先週グジャラート州を訪れ、同州に大規模な製鉄プラントを設ける可能性を調査した。
エコノミック・タイムズが11月23日、グジャラート州政府の消息として報じたところによると、日新製鋼は同州政府に鉄鋼プラントを設けるため、鉄鉱石と石炭を輸入するのに適した港湾に隣接した100ｈａの用地の割当を求めた。
投資額は伝えられていないが、消息筋は段階的に多額の投資を行うものと予想している。チームはグジャラート州の複数のサイトを視察し、Kutchや同州南部の地区、例えばDahejに関心を示した。しかし今のところまだ如何なる方針も決めていない。Dahejは石炭や鉄鉱石を輸入する上で、ロジスティクス面のメリットがある。
グジャラート州政府は、日本を含む少なからぬ国に同州を優良ビジネス拠点として売り込んでいる。
日本企業は既に同州に一定のプレゼンスを築いている。日本からの外国直接投資プロジェクト21件が存在し、内20件は稼働、2件が実行段階にある。この他、日本との6件の技術協力計画が実行段階にある。
日産／三菱／スズキを含む日系自動車企業のトップが2ヶ月前に同州を訪れ、年間40万台を輸出可能なカー・ターミナルを設ける候補地を物色した。同チームは南部のMaroliと、Adani Exports Ltd(AEL)が経営するMundra港を視察した。