2006-11-24 ArtNo.38761
◆Arch Pharmalabs、Sibra Pharmaceuticals買収目指す
【ムンバイ】主に中間体と薬理活性原末(API: Active Pharmaceutical Ingredients)の製造を手掛けるマハラシュトラ州Mumbai拠点の大手製薬会社Arch Pharmalabs Ltd(APL)は、アンドラプラデシュ州Hyderabad拠点のSibra Pharmaceuticals Ltd(SPL)の100%権益買収を図っている。
ビジネス・スタンダードが11月22日、消息筋の言として伝えたところによると、買収価格は40~55クロー(US$889万-1222万)で間もなく合意に達するものと見られる。APLのAjit A Kamat会長兼MDは、SPLプロモーターと買収交渉を進めていることを確認した。
SPLは非居住インド人(NRI)投資グループにより設立された抗レトロウイルス薬(AVR:Anti Retro Viral)製造専門会社で、ハイデラバードに大規模な製造施設を有する。SPLは今年6月にはAPLと共同マーケッティング協定を結んでいる。
APLは2000年にMerven Drug Productsを16クロー(US$356万)で、2001年にStar Azzoを8クロー(US$179万)で、2005年にVitalife LaboratoriesをApolloから40クロー(US$889万)で、それぞれ買収しており、SPLの交渉がまとまればインド国内製薬市場における4回目の企業買収になる。
年商360クロー(US$8002万)のAPLはSwissTec Venture Capital Fund of the Swiss Government/ICICI Venture等、一群の大手機関投資家の支援を得ており、APLが2005年に第3回資金調達を行った際にはIL&FS Venturesが20クロー(US$445万)近くで15%の権益買収を引き受けた。
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