2006-11-24 ArtNo.38759
◆Reliance Energy、西部送電網プロジェクトに一番札
【ムンバイ】西部地区送電網補強計画(WRSS:Western Region Strengthening Scheme)下に南部マハラシュトラ州に970サーキット・キロ(ckm)の送電網を敷設する見積もりコスト1100-1200クロー(US$2.44億-2.67億)のBプロジェクトと、グジャラート州に500ckmの送電網を敷設する見積もりコスト500-600クロー(US$1.11億-1.33億)のCプロジェクトに、Anil Ambani氏に率いられるReliance Energy Ltd(REL)の子会社Reliance Energy Transmission Ltd(RETL)がそれぞれ一番札を入れた。
インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月21/22日伝えたところによると、Power Grid Corporation of India (PGCIL)が募集した今回の国際入札には、地元のTata Power(TPC)/GMR/Gammon India/Larsen and Toubro (L&T)の他、中国企業China Light and Power (CLP)/スペイン企業3社Inabensa-Abengoa/CONTROL Y MONTAJES INDUSTRIALES, S.A.(CYMI)/ISOluxを含む7コンソーシアムが応札した。マハラシュトラ州Mumbai拠点のKalpataru TransmissionはTPCと、CLPはGammon Indiaと、KEC InternationalはGMRと、Deepak CablesはLancoと、それぞれコンソーシアムを組織した。
中央電力監督委員会(CERC:Central Electricity Regulatory Commission)の発表によると、RETLはB及びCパッケージ双方に最低価格をオファーした。
両プロジェクトは2010年までに完成するものと見られる。両プロジェクトの合計コストは1800~2000クロー(US$4億-4.445億)と見積もられ、プロジェクト収益率(Rate of Return)は14%に固定されている。プロジェクトはBOOT(build, own, operate and transfer)ベースで発注され、契約獲得者(及びそのパートナー)は100%出資の独立送電会社(independent power transmission company)を組織、送電網の経営に当たる。最終的に送電網は中央送電局(Central Transmission Utility)に引き渡される。
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