2006-11-24 ArtNo.38756
◆Bharti、Lenovoラップトップを広帯域サービスにバンドル
【ニューデリー】デスクトップ・パーソナル・コンピューター(PC)をセットにして顧客の開拓を図るテレコム企業が増える中、Bharti Airtel Ltd(BAL)はLenovoと手を組み、ラップトップPCをバンドルした固定広帯域接続の販促に乗り出した。
エコノミック・タイムズが11月22日伝えたところによると、BALは携帯接続のためのラップトップPCとデータカードのバンドルも検討している。ちなみにこれ以前からHewlett Packardと提携しワイヤレス・データカードをバンドルして来たReliance Communicationsは、最近Lenovo及びHCLとも同様の協力協定を結んでいる。
BALのAtul Bindal社長補によると、広帯域の利用を拡大するにはPCを普及させる必要がある。BALはLenovoと組んでPCの普及を図る計画で、HCLとも同様の協力体制を組むことを検討している。またマルチプル・ユーザーのためのターミナル・オンリー・デバイスを提供するため、この方面のプレーヤーとの交渉も進めている。
Lenovo IndiaのPrincy Bhatnagar重役(デスクットプ担当GM)によると、同社はBALの広帯域接続及び、Reliance CommunicationsのRコネクト・カードに、それぞれLenovo製デスクトップやラップトップをバンドルする協定を結んだ。BALとは携帯接続用のdata cardをバンドルする交渉も進めている。実現すれば、ラップトップ・ユーザーはPCMCIAデータカードを用いることにより、移動中にもネット・サーフできるようになると言う。ちなみにLenovoとHCLは月間6万ユニットを販売している。
Bindal氏によると、BALは他社に先駆けインターネット契約者50万人突破を達成した。この内約30万人はDSL(Digital Subscriber Line)ベースの広帯域(256 kbps)サービス利用者で、残り20万人は128 kbps接続サービス利用者となっている。同社のサービスは92都市をカバーしており、今後これらの都市におけるサービスをさらに強化する方針と言う。
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