2006-11-24 ArtNo.38754
◆Bajaj Auto、中国企業との知的所有権訴訟に初勝利
【ニューデリー】地元二輪/三輪車大手Bajaj Auto Ltd (BAL)は中国企業Taian Chiran Machinery Company Ltd(TCMC)との知的所有権訴訟に初めて勝利し、BALの売れ筋モーターサイクル『Pulsar』の複製品をスリランカで販売することを禁じることに成功した。
ビジネス・スタンダードが11月22日報じたところによると、BALのプレミアム・バイク『Pulsar』の複製品をこれまで南米の異なる市場で『Gulsar』商標で販売して来た中国山東省泰安拠点のTCMCは、数ヶ月前からスリランカでも『Ranomoto』商標で販売を開始、現地ディーラーRanatunga Motors Pvt Ltd(RMPL)は、Ranomotoバイクをこれまでに26台販売した。
BALはTCMCの様々な商標による複製品販売に対する対策を講じて来たが、スリランカ高裁は、このほどRMPLに対しRanotono及び同様の複製品の販売と輸入を禁止する判決を下した。
TCMCは自動三輪車に関しても複製品を中国国内でBajaj商標をそのまま使用して販売している。このためインド自動車製造業者協会(SIAM)は中国大使館に抗議文を提出、多くの国際会議の場で同問題を取り上げて来た。SIAMのSugato Sen理事によると、同協会は商工省や様々な貿易団体に対しても同問題を提起したが、今のところ成果は上がっていないと言う。
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