2006-11-20 ArtNo.38732
◆組込システムのFreescale、インド事業拡張
【バンガロール】米国テキサス州Austinを拠点にワイヤレス/ネットワーキング/消費者用/工業用製品の組込システムの設計・製造を手掛ける年商58億米ドルの半導体企業、Freescale Semiconductor Inc(FSI)は、インドにおける市場シェアの拡大を目指し、亜大陸における事業拡張を図っている。
エコノミック・タイムズが11月15日報じたところによると、FSIPLのカントリー・マネージャー、Sanjeev Keskar氏は『Freescale Technology Forum』の席上以上の消息を語った。それによると、FSIのインド子会社Freescale Semiconductor India Pvt Ltd(FSIPL)は向こう4年間にスタッフの数を現在の800人から1500人に増員する。
インド事業の拡張に伴い、組込システム(SOC:systems-on-chip)統合や知財(IP:intellectual property)設計を手掛ける同社にとって、カルナタカ州Bangaloreの研鑽センター(Centre of Excellence)は、米国以外では最大のソフトウェア・センターになる。セル式プラットフォーム用ソフトウェアの開発に照準を合わせる同センターは、次世代移動体通信プラットフォーム用ソリューションや技術開発の面で主要な役割を担うとともに、ウッタルプラデシュ州Noidaで手掛けられる研究開発(R&D)や超大規模集積回路(VLSI)設計プロジェクトを補完する。
インドにおける拡張計画には、OEM(original equipment manufacturers)支援インフラの整備、デザイン・サービス会社の設立、ツール/検査/認証等の技術支援の提供、業界スタンダードの診断、納入業者との提携構築が含まれると言う。
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