2006-11-15 ArtNo.38721
◆マイクロソフト、携帯4位Hutchison Essarと提携
【ニューデリー】インド第4位の携帯電話サービス会社Hutchison Essar Ltd(HEL)は、Microsoft Corpと提携し、2100万人の顧客に『Windows Live Search』をベースにした検索/メール/メッセージ・サービスを提供する。
インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズが11月8/9日報じたところによると、マイクロソフトのSteve Ballmer重役(CEO)はそのステートメントの中で「HELとの提携を通じマイクロソフトはインドの携帯電話ユーザーにソフトウェア・ベースのサービスを提供できる」と述べている。同氏によるとインドの携帯電話市場が世界的に最も急速な成長を遂げる中、携帯電話ユーザーに豊富なオンライン・サービスを提供することが益々重要になっているが、世界的に既に数千万人が利用しているマイクロソフトの『Windows Live Search』は今後急速に普及する見通しだ。
HELユーザーは、今後国内主要都市の上場企業にアクセスできるようになる。同便宜はSMSを通じても利用できる。
パーソナル・コンピューター(PC)ユーザーも今後益々増加するものと見られ、同社のインスタント・メッセンジャー・ツールを用いることにより、こうしたユーザーは相互に交信できるようになる。
マイクロソフトは未だインターネット・サーチ市場のリーダーではなく、リーダーへの道は遠いが、今日50%の検索者は適切な答えを得ておらず、この方面の最良の技術を保持するマイクロソフトは、日夜同技術に改善を加えていると言う。
インドの携帯電話市場は毎月600万人の新規ユーザーが加わり、急速な成長を遂げており、魅力的なワイヤレス・サービス市場を形成している。昨年12月、アジア第4の経済体インドにおけるプレゼンスを強化し、コストに敏感な法人顧客向けにより多くのアプリケーションを開発するため、向こう4年間に17億米ドルを投資すると発表したマイクロソフトは、多数のインド方言のソフトウェアを販売するとともに、Infosys Technologies LtdやWipro Ltd等の地元ソフトウェア企業にソフト開発業務を委託している。
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