2006-11-10 ArtNo.38693
◆Himadri、中国企業買収/事業拡張のためUS$3230万調達
【コルカタ】Himadri Chemicals & Industries Ltd(HCIL)は、中国における企業買収と国内における事業拡張に充当するため、額面10ルピーのワラント34万枚と、額面10ルピーの新株600万株を1株229.25ルピーで発行、145.34クロー(US$3230万)を調達する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月8日伝えたところによると、HCILは中国のコールタール・ピッチ製造会社2社の買収交渉を進めている。コールタール・ピッチはアルミナ製錬施設向け黒鉛の製造に用いられ、世界的に供給が逼迫している。中国における製造コストはインドのそれを上回るが、製品価格が高水準のため依然として好収益が望める。
HCILはまたチャッティースガル州Korbaに新工場を建設中で、こちらは2007年3月までに稼働する。最近キャパシティーが5万M/Tに拡張された既存施設は順調に稼働しており、2006-07年度業績に反映される見通しだ。西ベンガル州Mahistikryにおける副産品の生産も2006年3月に開始された。この他、アンドラプラデシュ州Visakhapatnamにはコールタール蒸留施設を設ける計画だ。
今回発行される新株/ワラントの内、新株450万株とワラント25万5000枚は Citigroup Venture Capital International Growth Partnership Mauritius Ltdに、残りの新株とワラントは、プロモーター3人と非プロモーター5社(投信)に、それぞれ割り当てられる。ワラントは発行日から18ヶ月内に1株229.25ルピーで新株に転換できる。HCILはまた授権資本を26クロー(US$578万)から33クロー(US$733万)に引き上げる計画だ。HCILは11月19日の特別総会の席上、以上の計画の承認を求める。
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