2006-11-08 ArtNo.38688
◆Satyam、日産のためにチェンナイに新センター設置
【チェンナイ】Satyam Computer Services Ltd(SCSL)は日産ノースアメリカのためにタミールナド州Chennaiに新国際開発センター(global development centre)を設けた。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月4日報じたところによると、チェンナイ市の情報技術(IT)ハイウェイ、Old Mahabalipuram Roadに面した5万平方フィートの施設にはSatyamのスタッフ約400人が日産のために勤務する。同スタッフは3年内に750人まで増員される。SatyamのSubu D. Subramanian取締役兼副社長はこのほど記者会見し以上の消息を語った。それによると、アンドラプラデシュ州Hyderabad拠点のIT企業は今年2月、Nissan North Americaと、財務/一般会計/スケジュール立案/サプライチェーンを含む業務の受託契約を結んだ。Satyamはその後6ヶ月で、日産ノースアメリカの独占的ITサービス提供者になった。これには米国とカナダの5カ所における321アプリケーションが含まれる。Satyamは目標期限(6ヶ月)を繰り上げて全ての業務を完成、自動車/製造業界の大型契約を処理する能力を立証した。国際コンサルティング/ITサービスを手掛けるSatyamは、今後日産ヨーロッパや日産ジャパンに対してもエンジニアリング・サービスを提供、また日産のために顧客管理アプリケーションを引き受けることも計画している。
日産ノースアメリカ・インフォメーション・システムのRobert Greenberg副社長兼情報主任(CIO)は、「各種アプリケーションの既存ベンダーからSatyamへの移転は、日産のビジネスに影響を及ぼさない。Satyamは我々のニーズをよく理解しており、今回の契約はSatyamに対する大きな信頼のあらわれ」と語った。
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