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2006-11-06 ArtNo.38672
◆Intel会長、WiMAXの普及に意欲
【プネー】インドはインターネット接続の新プラットフォーム、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)テクノロジーの世界的リーダーになる潜在性を備えている。10億米ドルを投じてWIMAX技術の開発を手掛けるIntelのCraig Barrett会長は2日、マハラシュトラ州Pune近郊Baramatiで以上の見通しを語った。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月3日報じたところによると、Pune県Baramatiでは、WiMAX導入のパイロット・プロジェクトが進められており、Intelは、Aircelと共同で同地区にWiMAXネットワークを構築した。Intelはインド農村の環境に合わせてカスタマイズしたパーソナル・コンピューターを同地区の公民館や公衆ブースに寄贈した。これにより公民館のコンピューター・センターや公衆ブースにおいて512 kbpsのインターネット・ワイヤレス・アクセスが可能になり、州営病院ではWiMAXネットワークを用いて遠隔診療を開始した。この他、Pune市内ではWiMAXの商業的導入計画が当局の認可を待っている。
Barrett会長によると、Baramatiにおけるパイロット・プロジェクトは予想以上の成果を上げており、国連情報通信電気通信開発世界連盟会長も務める同氏は、BaramatiにおけるWiMAXプロジェクトの報告書を国連に提出すると言う。
相対的に低コストなWiMAX技術は通信インフラが整備されていないインドの農村に最適な技術と言える。インターネット・アクセスの面で、WiMAX技術は光ファイバー網や3G技術と競合するが、その一方で相互補完し合う。世界的に200件の試験導入プロジェクトと40件の商業導入プロジェクトが進められている。WiMAXは誕生したばかりの急成長する技術分野だが、インドは同分野でリーダーになることができる。
米国やコロンビアでもWiMAXの積極的導入が図られており、米国では30億米ドルが投資される予定だ。
Baramati区選出のSharad Pawar農相によると、WiMAXはデジタル格差の縮小に役立つだけでなく、同技術を応用することにより農民は単位面積当たりの収量を高め、農産物の良好な価格を実現することもできると言う。
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