2006-11-06 ArtNo.38669
◆Hero Honda、10月の二輪車販売20%アップ
【チェンナイ】Hero Honda Motors Ltd(HHML)の10月の二輪車販売台数は輸出も含め36万3480台と、昨年同月の30万2012台に比べ20.4%増加した。
エコノミック・タイムズ、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月1/2/3日HHMLのステートメントを引用し伝えたところによると、これはトップラインの成長と市場シェアの拡大を図る積極戦略が奏功したもので、同社は2006年に入って以来新たに8モデルを発売、アグレッシブなマーケッティング及びコミュニケーション・キャンペーンを展開して来た。
HHMLのAnil Dua副社長(マーケッティング&セールス)によると、取り分け最近発売したCBZ X-tremeが好調で、プレミアム・バイクの販売が顕著な伸びを見た。プレミアム・バイクの同社のモーターサイクル販売全体に占めるシェアは依然小さいが今後拡大が見込まれる。10月には出荷台数が20%以上の伸びを見ただけなく、小売り販売も初めて50万台に達した。
ボリューム販売と100ccバイクが依然として営業戦略の中核を成しているが、そのことによりプレミアム・バイク・セグメントがなおざりにされることはない。プレミアム・バイクはHHMLの戦略の重要な一環を成していると言う。
HHMLは、プレミアム・セグメントをリードするBajaj PulsarとTVS Apacheに対抗するため、既存CBZの販売を段階的に停止し、代わってCBZ X-tremeを投入した。CBZ X-tremeは、Achiever及びKarizmaとともに5万ルピー以上のプレミアム・セグメントにおけるHHMLのプレゼンス拡大に貢献した。
エントリー・レベルでは激しい価格競争が展開され、マージンが下降しているが、同セグメントはHHMLの売り上げに最も大きく貢献している。Dua氏はエントリー・レベルのマージンが悪化しているとの説を否定、「エントリー・レベルは良好な収益を上げており、今後も燃費が良く、価格設定も容易な100cc及びエントリー・レベルに照準を合わせて行く」と語った。HHMLのボリューム販売は2005-06年に13.7%、今年上半期に10.8%の伸びを見たが、2006-07年通年には一層高い成長が望めると言う。
|