2006-11-03 ArtNo.38660
◆Hero Honda、ホンダのアフリカ子会社買い取り検討
【ニューデリー】ホンダと地元パートナーMunjal一族が各26%出資するHero Honda Motors Ltd(HHML)は、ホンダがナイジェリア/南アフリカ/エジプト/その他のアフリカ諸国に設けた小規模子会社を買い取る可能性を検討している。
ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレスが10月30日報じたところによると、もし実現すればHHMLは当面これらの市場に既存製品を輸出し、Hero Honda商標で販売するが、追って完全ノックダウン方式により現地製造に転換する。成功すれば、他の市場についても同様の方式を採用する。
HHMLのPawan Munjal重役(MD)は「我々はホンダと問題を話し合っているが、まだ何も決まっていない」と述べ、詳細を語ることを控えた。HHML筋によると、これらの市場は地元プレーヤーにより支配されており、ホンダは主要プレーヤーではないが、製造及びマーケッティング拠点を有する。またこれらの市場は、インドにおけるモーターサイクルやスクーターの既存モデルにマッチしている。
HHMLは現在、バングラデシュ、スリランカ、西アジア、ラテン・アメリカ諸国に年間5万5000台以上の二輪車を輸出している。HHMLはホンダの技術を用いた製品を、ホンダのマーケッティング・チャンネルを通じてこれらの市場に輸出している。
Munjal氏によると、HHMLはインド同様のハイボリューム市場におけるマーケッティングを希望しており、双方に利益になるような協力協定の締結が目指されていると言う。
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