2006-11-03 ArtNo.38658
◆ハリヤナ州、1200MW発電事業入札やり直し
【ニューデリー】Haryana Power Generation Corporation Ltd (HPGCL)は、ハリヤナ州Hisar県に1000~1200MW(メガワット)の火力発電所を設けるターンキー・プロジェクトの入札を改めて募集した。
エコノミック・タイムズが10月29/30日、消息筋の言として報じたところによると、ハリヤナ州政府が所有するHPGCLは今年5月、Hisar県における見積もりコスト4500クロー(US$10,002億)のプロジェクトの最初の入札を募集、11月までに契約発注することを目指していた。しかしAnil AmbaniグループのReliance Energy Ltd(REL)がただ1社入札書類を提出したにとどまった。RELのEPC(Engineering, Procurement and Construction)部門は同州Yamunagarに600MWの火力発電所を設ける計画も手掛けており、Hisarプロジェクトについては必要な全ての認可を取得した後30~36ヶ月で完成させることを約束していた。
しかしHPGCLは競争を促す狙いから入札条件を緩和し、再入札を募集する方針を決めた。この結果、契約発注に遅れが生じる見通しだ。
Hisarプロジェクトのために1000エーカーの用地を確保しているHPGCLは再入札に当たり、完工期限を数ヶ月延長したようだ。業界筋によると、2度目の入札には、RELの他、国営重電機会社Bharat Heavy Electricals Ltd (BHEL)や韓国のDoosanも応札するものと見られる。RELは1回目同様、上海電力公司(Shanghai Electric of China)と手を携えて応札するものと予想される。上海電力公司はYamunanagarプロジェクトに設備を納入した実績が有り、HisarプロジェクトでもRELのメイン・サプライヤーを務めるものと見られる。
プロジェクトの負債/自己資本比率は80:20。発電施設の構成は2x250MW/2x300MWあるいは2x500 MW乃至2x600 MW。2009-10年の稼働が目指されている。
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