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1995-11-10 ArtNo.3865
◆＜星＞地元建設会社により多くの公共事業請負機会提供：閣僚
【シンガポール】シンガポール政府は地元建設会社に特殊技術を必要とせぬ大型公共事業を請け負うより大きな機会を提供する。
リム・ヘンキアン国家開発相が8日催されたシンガポール建設業者協会(SCAL)の年次晩餐会で語ったところによると、同省は他省庁や政府機関に入札に際して不必要な資格条件を設けて事前に地元中小業者を篩い落とすようなことはせず、特殊技術を要せぬプロジェクトについてはこれらの中小業者も内外の大手業者と伍して入札できるよう配慮を求める。これはＳＣＡＬが大型公共事業の入札資格条件緩和を求めたのに応えたもので、ＳＣＡＬは最近この種の資格条件が不必要と見られるプロジェクトのリストを同省に提出していた。リム国家開発相はまた地元業界にその技術水準を高め外国建設業者との競争に備えるよう激励した。それによると、世界的に建設市場の自由化が進行しており、今後競争は更に激化する見通しだ。しかしその一方で、地元建設業界が海外市場を開拓する機会も増える見通しで、マレーシア、タイ、インドネシアの建設業がいずれも二桁成長を遂げる中で今後の見通しも明るい。過去5年間に地元業界は年間平均10億Ｓドルの海外契約を獲得している。また外国建設業者は昨年120億Ｓドルの国内建設契約の約30％を請け負ったと言う。(ST,BT,LZ:11/9)
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