【ニューデリー】Ram Vilas Paswan鉄鋼相は26日、鉄鉱石のとどまるところを知らない輸出拡大は国内鉄鋼産業の健全性を損ねる恐れがあるとし、鉄鉱石の輸出を段階的に停止するよう提案した。
インディアン・エクスプレスとエコノミック・タイムズが10月27日伝えたところによると、Paswan鉄鋼相はこの日記者会見し以上の考えを語った。現在、インドの鉄鉱石資源は220億トンと見積もられ、内80億トンが確認埋蔵量だが、60~70年後には枯渇する見通しだ。現在の輸出レベルを維持するなら、国内鉄鋼産業は打撃を受け、遠からず鉄鉱石を輸入せねばならなくなる。昨年(2005-06)の鉄鉱石生産量は1億5000万トン、内9000万トンを輸出、6000万トンを国内で消費した。こうした膨大な輸出は理想的とは言えないと言う。