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2006-10-25 ArtNo.38620
◆SemIndia、計画遅延でコスト倍増
【ニューデリー】総コスト30億のSemIndiaプロジェクトは2007年3月の稼働を目指して来たが、政府の半導体政策が発表されぬことから操業開始時期を2007年6月に延期した。SemIndia筋は仮に一層遅延するならコストは2倍に跳ね上がり、実行不能に陥ると警鐘している。
インディアン・エクスプレスが10月20日、SemIndia投資家筋の言として報じたところによると、SemIndiaのプロジェクトは90nm/65nm技術をベースにしているが、2007年3月には65 nm/45 nm/32 nm技術をベースにした製品が市場に出回るものと見られる。そうなればSemIndiaプロジェクトの技術ベースもアップグレードせねばならず、それにはさらに30億米ドルの投資が必要になる。もしファブ施設が来年3月までに稼働しないならプロジェクトのコストは60億米ドルになり、最早採算は望めないと言う。
SemIndiaの投資家らは、政府が半導体政策を発表するのを待って、30億米ドル・プロジェクトの金融アレンジを繰り延べている。
こうした中でインド半導体業者協会(ISA:Indian Semiconductor Association)のRajendra Khare会長は「1990年代にVLSI Technology Incがインドに半導体ファブを設けることを計画した際も、政府の官僚主義が障害になり、計画は不発に終わった。もし今回もバスに乗り遅れるなら少なくとも向こう15年間はインドにおけるファブ事業に投資するものはないだろう」と懸念を表明した。
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