2006-10-23 ArtNo.38609
◆BPCL/HPCL、タンカーの直接チャーター許可申請
【ニューデリー】国営石油精製会社2社Bharat Petroleum Corporation Ltd (BPCL)とHindustan Petroleum Corporation Ltd (HPCL)は、原油輸入用の船舶を運輸省傘下のTranschartを介せずに直接チャーターすることを認めるよう石油天然ガス省に陳情した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月16日伝えたところによると、石油天然ガス省は目下、BPCL/HPCLの以上の申請に検討を加えている。
Indian Oil Corporation(IOC)は2005年6月以来直接傭船契約を結ぶことを認められている。BPCLとHPCLは、IOCの経験から見て直接傭船契約を結ぶなら、船舶運用の柔軟性が増し、コストと時間を節約できると見ている。政府は2005年4月の閣議でIOCに関係認可を与えており、BPCLとHPCLに関しても最終的に閣議の承認を得る必要がある。政府はIOCに関係認可を与えた際、1年後に同認可に見直しを加えると言う条件をつけていた。
業界観測筋によると、石油天然ガス省は、BPCLとHPCLの申請を好意的に処理するものと見られる。
IOCの2005年6月から2006年5月の間の運送コストは、前年同期に比べほぼ60クロー(US$1282万)削減された。加えて傭船契約が固定されていた当時に比べ、積み荷の過少や過多もなくなり、パフォーマンスが向上した。IOCに対してはインド登録の船舶を用いることや、FOB方式を用いること等の条件が課されており、これによりIOCがチャーターするインド籍船舶の量もほぼ2倍に増加したと言う。
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