【ニューデリー】インドの2006年の鉄鋼消費(steel use)は、インフラや建設部門の需要拡大に支えられ10%の成長を遂げ、中国(14.4%)に次ぐ世界第2位にランクされる見通しだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月16日報じたところによると、国際鉄鋼協会(IISI:International Iron and Steel Institute)の最新報告書は以上のように見通している。しかし2007年の鉄鋼消費の伸びはインド9.1%、中国10.4%に、それぞれ鈍化するものと予想されている。従ってインドにおける鉄鋼消費量は2005年3810万トン、2006年4190万トン、2007年4570万トン、中国のそれは3億2700万トン、3億7400万トン、4億2300万トンと推移するものと見られる。
世界の鉄鋼名目消費(Apparent consumption:国内生産量+輸入量-輸出量)は、2005年の10億2900万トンから2006年の11億2100万トンに9%増加、2007年には11億7900万トンに5%の伸びが見込まれる。20015年までの成長率はインドが7%、中国は8.4%、世界全体では4.9%と予想されている。