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2006-10-13 ArtNo.38576
◆オフショア臨床研究市場が急成長
【ロンドン】世界の指導的製薬会社のためのオフショア臨床研究(CRO:Clinical Research outsourcing)ハブとしてインドが浮上しつつある。
エコノミック・タイムズが10月9日報じたところによると、インドのCRO市場は年間1億1800万米ドルの規模を有し、急成長を遂げている。アナリストらは2010年までに3億8000万米ドルに拡大すると予想している。
米国や欧州の企業はインドにおけるアウトソーシングを通じて医薬品開発コストの引き下げを図っている。ナスダック登録企業iGate Clinical ResearchのDr Vasudeo Ginde社長兼MDが『The Times』に語ったところによると、インドでのアウトソーシングのコスト面のメリットはそれほどではないが、新製品を市場に投入するまでの時間を短縮できる。
新製品の特許を取得するまでのコストは8億~12億米ドルと見積もられるが、ハイコストな研究期間の短縮は、特許期限が切れるまで薬品を販売する時間が伸びることを意味する。新薬がどれほどヒットするかは定かでないが、仮に開発期間を3ヶ月短縮できたとし、その間の売上げが5000万~1億米ドルなら、アウトソーシングする値打ちがあると言う。
iGate Clinical ResearchのUtkarsh Palnitkar主任(インド臨床試験担当)によると、Astra-ZenecaやGlaxoSmithKlineを初めとする大部分の大手製薬会社がインドで臨床試験を行っており、インドが同領域で既に重要な役割を演じていることを証明していると言う。
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