SEAnews 2006-10-13 ArtNo.38562

【ニューデリー】年商42億ユーロのドイツ企業ThyssenKrupp AG(TKAG)は近くインドにおける投資計画を発表する予定で、大型鉄鋼プラントを建設するのではないかと予想されている。
インディアン・エクスプレスが9月7日報じたところによると、TKAGのGerhard Cromme会長は6日、Kamal Nath商工相と会見し、投資計画について話し合った。会談後記者会見したCromme氏は「世界情勢やインドの投資環境について話し合った」とのみ語り、投資領域や投資額等の詳細を明らかにするのを避けた。商工省筋によると、Cromme氏は大型投資計画を提案したと言う。
TKAGはインドに製糖／セメント／鉱山／マテハン関連プラントの製造を手掛けるThyssenKrupp Industries India、石油／石油化学領域のプラント／機械の設計・製造を手掛けるUhde India、エレベータの製造を手掛けるThyssenKrupp Elevator、自動車コンポーネントの製造を手掛けるThyssenKrupp JBM、鉄鋼製品を製造しているThyssenKrupp Electrical Steel India Private Ltd等の子会社を擁する。同社筋は、インドで販売されるセメントの20％は同社製プラントで製造されたものと語った。TKAGにとってインドはアジア太平洋地域第3の市場で、アジア太平洋地域売上げは2005年に30億米ドルをマーク、同社総売上の7％、海外売上げの11％に貢献したと言う。