SEAnews 2006-10-06 ArtNo.38542

【ニューデリー】National Hydroelectric Power Corporation (NHPC)は目下、ジャム＆カシミール州において14件、合計6040MW(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)の発電プロジェクトを手掛けている。
ビジネス・スタンダードが10月3日伝えたところによると、NHPCのSC Gupta重役(ED)は同紙に以上の消息を語った。14プロジェクトの内、2件合計1170MWの水力発電施設は既に稼働している。その他のプロジェクトは様々な建設段階にあり、Kishenganga／Nimoo Bazgo／Chutak／Uri-II／Dulhastiの水力発電プロジェクトの電力取引契約は既に調印済み。
カシミール州Baramulla県Jhelumにおける480MWのUri水力発電計画、Udhampur県Chenabにおける690MWのSalal水力発電計画は既に稼働、Doda県における390MWのDul Hasti水力発電計画は完成間近で来月にも稼働する見通しだ。
Jhelum川における240MWのUri-II水力発電計画、330 MwのKishenganga発電計画、Kathua県における120MWのSewa?II水力発電計画、Ladakh県における45MWのNimmo Bazgo水力発電計画、44MWのChutak水力発電計画、Doda県Chenabにおける1000MWのPakal Dul発電計画、1020MWのBersar発電計画は、異なる建設段階にある。
インダス川の支流Suru川流域Kargil県のChutakプロジェクトでは各11MWの4発電所が設けられ、やはりインダス川流域Leh県Alchi村におけるNimmo-Bazgo水力発電計画では各15MWの3発電所が設けられ、コストは1290クローと見積もられる。
この他、Doda県における430MWのKiru／560MWのRattle／320MWのKawar／370MWのShamnot4プロジェクトの詳細プロジェクト報告書(DPR)を中央電力局(CEA:Central Electricity Authority)に提出する役割もNHPCが引き受けた。Kiruダム計画のDPRは今年3月に提出済みで、Rattle水力発電計画のDPRは12月に、KawarとShamnotのそれは来年3月に提出する予定だ。
ジャム＆カシミール州におけるNHPCの発電量は2004－05年の112億8647万ユニットから2005－06年の125億6700万ユニットに拡大した。授権資本金1万5000クロー(US$32.05億)、投資ベース2万2200クロー(US$47.43億)のNHPCは、インドにおけるトップ10投資会社に数えられると言う。