2006-10-06 ArtNo.38539
◆Tamil Nadu Telecommunications、フジクラと事業多角化協議
【チェンナイ】光ファイバー・ケーブルの製造を手掛けるTamil Nadu Telecommunications Ltd (TTL)は、通信機器等の製造に事業を多角化するため、出資パートナーのフジクラと交渉を進めている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月3日伝えたところによると、TTLのM. Sengupta重役(MD)は同紙に以上の消息を語った。それによると、電信局(DOT)傘下の公共企業Telecommunications Consultants India Ltd(TCIL)とタミールナド工業開発公社(Tamil Nadu Industrial Development Corporation)そしてフジクラの合弁に成るTTLはゼリー充填通信ケーブル(JFTC:jelly filled telecom cable)と光ファーバー・ケーブル(OFC)の製造を主に手掛けて来たが、損失を計上、JFTCの製造を打ち切った。TTLは、光繊維延伸機器の据え付けや、架空ケーブル/交換機/その他関連アクセサリーの製造等、事業の後方統合化を目指している。インドは急成長する通信機器市場のため、フジクラは、TTLのこの種の事業多角化を支持している。
TTLは、タミールナド州Chennaiから約100キロのArakonamに設けたJFTC製造工場の土地建物をBest & Cromptonに7.95クロー(US$170万)で、機械・設備を別のバイヤーに1.86クロー(US$40万)で、それぞれ売却した後、黒字を回復した。TTLは今やタミールナド州Kanchipuram県Maraimalainagarに設けたOFC製造工場の多角化を計画、ハイ・ファイバー・カウント・リボンケーブルの製造施設を設け製造品目を既に拡張していると言う。
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