2006-10-06 ArtNo.38538
◆Ess Dee、アルミホイル製造能力を2.5倍に拡張
【ムンバイ】マハラシュトラ州Mumbai拠点の製薬/FMCG(fast moving consumer goods)向け包装会社Ess Dee Aluminium Ltd(EDAL)はアルミホイルの年間製造能力を昨会計年度の3600トンから9100トンに拡張する工事を進めている。
ビジネス・サービスが10月3日伝えたところによると、EDALは拡張資金を公開公募(IPO)で調達する計画で、インド証券取引局(SEBI:Exchange Board of India)の認可を待っている。
EDALのSudip Dutta会長兼MDによると公募調達した資金は、製品ポートフォリオの拡大にも用い、設備拡張計画にはダマン&ディウ直轄地における新工場の建設が含まれる。Daman新工場ではチャイルドレジスタント・ホイル等の付加価値製品が製造される。チャイルドレジスタント・ホイルは欧州諸国で既に普及しているが、インドではニュー・コンセプトと言える。
EDALと完全出資子会社Flex Art Foils傘下の6工場は最近、米国食品薬品局(FDA)からDMF(drug master file)登録を認められた。これにより米国や欧州等の規制の厳しい市場向け輸出に弾みがつくものと見られる。
インドの包装市場規模は約6万5000クロー(US$138.89億)で年率15-20%の成長を遂げている。また国際企業は中国ではなくインドの包装業者を選択していると言う。
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