2006-09-27 ArtNo.38489
◆アルナチャル州、1.4万MW水力発電資源開発覚書に調印
【ニューデリー】アルナチャルプラデシュ州政府はNTPC Ltd/National Hydroelectric Power Corporation(NHPC)/North Eastern Electric Power Corporation(NEEPCO)と、州内9カ所に合計1万3830MW(メガワット)の水力発電施設を設ける覚書を交換した。発電及び送電施設等の建設コストは10万クロー(US$213.675億)前後と見積もられる。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとビジネス・スタンダードが9月23日報じたところによると、NTPCは2件合計4500MW(メガワット)、NHPCは5件合計8100MW、NEEPCOは2件合計1230MWの発電施設を建設する。
中央政府のSushil Kumar Shinde電力相がGegong Apang首席大臣と共同記者会見し語ったところによると、発電所の建設に7万5000クロー(US$160.256億)が投資される他、発電した電力を他州に輸送する送電網の建設に2万5000クロー(US$53.42億)の投資が必要と見られる。
NTPCはEtalinに4000MW、Attunliに500MW、NEEPCOはKameng-Iに1120MW、Pareに110MW、NHPCはTawang-IとTawang-IIに各750MW、Middle Subansiriに1600MW、Upper Subansiriに2000MW、Dibangに3000MWの発電施設を、それぞれ建設する。Dibangプロジェクトには州政府も26%出資する。
アルナチャルプラデシュ州はこれらのプロジェクトで発電された電力の12%を無料で供給される。また各プロジェクトは発電した電気1ユニット当たり0.01ルピーを地域開発信託基金(local area development trust)に積み立てる。信託基金の資金は開発プロジェクトの影響を受ける地域住民の支援開発活動に充当される。
ちなみに民間業者がアルナチャルプラデシュ州内で電力開発に従事する場合は、発電した電力の19%を無料で同州に提供せねばならないと言う。
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