【ブーバネスワル】オリッサ州のNaveen Patnaik首席大臣を長とするハイレベルなプロジェクト認証委員会(HLCA:high-level clearance authority)は20日、11件合計1万5920MW(メガワット)、総額6万3245クロー(US$135.139億)の火力発電プロジェクトを認可した。
ビジネス・スタンダードとインディアン・エクスプレスが9月21日報じたところによると、大部分の新規発電所はDhenkanal/Angul/Jharsuguda3県にまたがるTacher及びIb Valleyの炭坑に隣接して設けられる。また一部の発電所はこれまでに州政府と覚書を交換した鉄鋼プロジェクト・プロモーターらにより建設される。これによりオリッサ州内における火力発電能力は2万MWに達する。
オリッサ州政府は今年6月には、Naba-Bharat Power Private Ltd/Mahanadi Aban Power Company Ltd/GMR Energy Ltd3社と、合計3070MW、総投資額1万3402クロー(US$28.64億)の電力プロジェクト覚書を交換している。また州営Orissa Hydro Power CorporationはDhenkanal県に1000MW、Orissa Power Generation Corporation(米国企業AESが49%出資)はIb Valleyに500MWの発電施設を設ける。
この日、承認されたプロジェクトは、1)Reliance Energy:Jharsuguda県Hirma/1万6236クロー(US$34.69億)/4000MW(1万2000MW、5万4000クロー発電事業の第1期分)、2)KVK Nilachal Ltd:Angul/Dhenkanal県/2580クロー(US$5.51億)/600MW、3)Calcutta Electric Supply Corporation:Dhenkanal県Neulapuri/4042クロー(US$8.64億)/1000MW、4)Tata Power:Cuttack県Naraj Marthapur/4348クロー(US$9.29億)/1000MW、5)Monnet Ispat and Energy Ltd:Angul県/2582クロー(US$5.52億)/600MW、6)Essar Power Ltd:Angul県Talcher/4500クロー(US$9.62億)/1000MW、7)Bhusan Energy Pvt Ltd:Angul県/8483クロー(US$18.13億)/2000MW、8)Visa Power:Angul県/3698クロー(US$7.9億)/1000MW、9)Jindal Photo Film Ltd:Angul県Birasahi/4525クロー(US$9.67億)/1000MW、10)Lanco group:Angul県Talcher/4500クロー(US$9.62億)/1320MW、11)Sterlite Energy:Jharsuguda県Bharkhamunda/7481クロー(US$15.99億)/2400MW。
この内、Tatas/Essar/Bhusan/Visa/Jindal/Sterliteは鉄鋼プロジェクトも計画しており、この日はまたGrasim Industriesの投資額1200クロー(US$2.56億)、年産350万トンのセメント・プロジェクトも承認された。
これら15件、総額6万5000クロー(US$138.89億)のプロジェクトに関わる覚書が9月26日に調印される。この内、発電プロジェクト以外は中規模の鉄鋼プロジェクト4件とセメント・プロジェクト1件。