2006-09-25 ArtNo.38476
◆Wipro、Nokia携帯端末用ビデオ会議ソフト開発
【ムンバイ】Nokiaは来年初にビデオ会議端末としても利用できる第3世代の携帯電話モデルをインドを含む世界市場に出荷する計画で、同モデル・ソフトウェア主要部分の開発をWipro Technologiesが引き受けた。
ビジネス・スタンダードが9月20日報じたところによると、Wiproはこれ以前にスマートフォーンの開発や統合サービスの提供に関わる協定をノキアと結んでおり、Wiproの上級ソフトウェア・エンジニア・チームが既にドイツにおけるノキアのプロジェクトに参加している。ノキアはシリーズ60プラットフォーム市場のリーダーで、Wiproの統合サービスも同プラットフォームに対応している。
携帯電話を通じたビデオ会議技術は日本で既に実用化されている。FOMAメモリを組み込んだカメラと3G-324Mプロトコルの回線交換通信方式が採用されており、データの転送速度は64kbps。第3世代携帯電話網の登場でこの種のサービスの質は今後一層向上する見通しだ。世界のビデオ会議市場は年率37%の成長を遂げており、2007年には56億米ドルに達するものと予想されている。
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