2006-09-22 ArtNo.38471
◆Gland Pharma、カラ・アザール治療薬の認可取得
【ハイデラバード】アンドラプラデシュ州Hyderabad拠点のGland Pharma Ltd(GPL)は、インド薬品監督総監(DCGI:Drug Controller General of India)から内臓リーシュマニア症(Visceral leishmaniasis)別名カラ・アザール(Kala Azar)の治療薬パロモマイシン(Paromomycin)筋肉注射薬の承認を取得した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月17日報じたところによると、内臓リーシュマニアあるいはカラ・アザールはマラリアに次ぐ世界的な寄生虫性疾患で、各種住血鞭毛虫(Leishmania)により感染後、スナバエにより伝染、急性発熱、体重の急減、貧血等の症状を生じさせる。
GPLのY.V.G. Krishna Rao重役(GM)によると、同社は『Bill and Melinda Gates Foundation』の援助も得、サンフランシスコ拠点の非営利医療事業体OneWorld Healthと共同でパロモマイシン注射薬を開発した。新製品の永久完治(lifetime cure)コストは10米ドルと、他のカラ・アザール治療薬のコストを大きく下回ると言う。
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