2006-09-22 ArtNo.38466
◆C-DOT Alcatel、Wi-Max構内機器を世界に先駆け出荷
【ニューデリー】フランスのAlcatelと国営テレマティクス開発センター(C-DOT:Centre for Development of Telematics)の51:49の合弁に成るC-DOT Alcatel Research Centre Private Ltd(CARDC)は、Wi-Maxベースの広帯域サービスを可能にする、世界初の消費者向け構内機器(CPE:consumer premise equipment)を2007年4月までに出荷する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月18日報じたところによると、昨年設立されたCARDCはタミールナド州Chennaiの施設で年間1000万ユニットCPEを製造する計画だ。
CARDCのR. Poornalingam会長によると、CPEのコンポーネントは使用する波長帯をベースにセットせねばならないため、政府がWi-Max用波長帯の割り当てを発表するのを待っている。700 Mhzか2.5 Ghzが最適な波長帯と言える。2007年4月までに商業生産を開始できるよう望んでいる。CPEの末端価格は1ユニット約100米ドルになる見通しだ。
通信幹線とユーザーの門口を結ぶいわゆるラスト・マイルの接続手段で、銅線に代わる低コスト・ソリューション。加えてデータ転送速度が3G(第3世代)を上回り、第4世代の技術と称されている。インド政府は同技術を梃子に農村地域における広帯域サービスの普及を図る計画だ。
CARDCは商業生産する際には、マーケッティングを他の企業に委ねる方針だ。CARDCのスタッフは1000人と言う。
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