2006-09-18 ArtNo.38450
◆ONGC-MRPL、石化事業の原料をナフサに転換検討
【コルカタ】国営Oil and Natural Gas Corporation(ONGC)とその子会社Mangalore Refinery and Petrochemicals Ltd (MRPL)は、液化天然ガス(LNG)の長期供給交渉妥結の見通しが立たないことから、カルナタカ州Mangaloreにおける石油化学プロジェクトの原料をナフサに転換し、C2(メタン)-C3(プロパン)抽出計画やキャプティブ発電プロジェクトを放棄するのではないかと予想されている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月14日、ONGC筋の言を引用し伝えたところによると、ONGCは過去1年以上にわたりQatar Petroleum (QP)と年間500万トンのLNGの購入交渉を続けて来たが、話し合いが妥結する見通しは全くない。しかし同社は引き続きカタール、オマーン、オーストラリア方面との交渉を続け、LNG供給の確保を図ると言う。
仮に原料をナフサに転換するならMRPLは年間処理能力1500万トンの新製油所を建設、合計精製キャパシティーを3000万トンに引き上げる可能性があると言う。
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