2006-09-15 ArtNo.38442
◆Lanco、1千MW Anpara C発電事業をほぼ獲得
【ニューデリー】ウッタルプラデシュ州政府のN C Bajpai総務次長を長とするエネルギー専門委員会(ETF:Energy Task Force)は、1000MW(メガワット)のAnpara C火力発電プロジェクトをアンドラプラデシュ州Hyderabad拠点のLanco Kundapalli Power Pvt. Ltd(LKP)に発注することを承認した。
ビジネス・スタンダードが9月13日報じたところによると、ETFは12日、Anpara CプロジェクトのLKPへの発注の他、やはり1000MWのAnpara D火力発電プロジェクトを某公共部門企業に発注するよう求めるウッタルプラデシュ火力発電公社(UPTGC:Uttar Pradesh Thermal Power Generation Corporation)の推薦を支持する方針を決めた。UPTGC取締役会は9月7日、入札審査委員会(Bid Evaluation Committee)のAnpara Cプロジェクトに関わる報告書を承認した。ETFは直ちにその推薦書をウッタルプラデシュ州政府に提出、州政府が同推薦を閣議承認したなら、州政府はLKPに内諾書(Letter of Acceptance)を送付するとともに、電力事業金融公社(Power Finance Corporation)に関係プロジェクトへの融資を働きかける。こうした手続きは今月中に完了するものと見られる。
Anpara Cプロジェクトの入札提案書(RFP:request for proposals)の審査は6月6日に開始された。LKPの他、Essar PowerとReliance Energyが応札、ウッタルプラデシュ州現政権と親密な関係を有するAnil Ambani氏に率いられるReliance Energyがフロント・ラナーと目されていたが、LKPが一番札を入れていた。
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