SEAnews 2006-09-13 ArtNo.38420

【ニューデリー】Hyundai Motors India Ltd(HMIL)は5億米ドルを投じてタミールナド州に新工場を建設、エンジン及びトランスミッションを製造する。
ビジネス・スタンダードが10月9日、HMILのHS Lheem重役(MD)の言を引用し、報じたところによると、鋳造施設も備えた工場は、暫定的にサントロ・ツインと呼ばれる新小型車モデル(来年末か2008年初に発売予定)のシリンダー・ブロックを製造する。新工場は2007年末までに稼働、年間35万ユニットを製造し、内8万ユニットを韓国及びマレーシアに、あるいはロシアにも輸出する。
上記投資額には、韓国から製造業務をインドにシフトしつつあるHyundaiの納入業者20社余りが行う投資も含まれている。現在韓国系納入業者17社が、1990年にインド進出を果たしたHyundaiに歩調を合わせ当地に営業拠点を設けている。これらの納入業者は独自の経営戦略に基づいて業務を展開している。
サントロ・ツインの発売後も、サントロの販売は続ける。これはMaruti Udyog Ltd(MUL)が同じカテゴリーのWagon R／Zen／Altoを平行して販売しているのと同様である。今月25日にはVernaを発売するが、発売以来6年を経過したAccentの販売も続ける。
HMILは現在製品の30～35％を輸出しているが、2年内に輸出比率を50％に引き上げ、売上げの40％を海外で稼ぐ計画だ。
3交替で年間30万台を製造可能な新工場が来年10月に稼働するのに伴い、HMILの年産量は2年内に60万台に達すると言う。