【バンガロール】カルナタカ州政府は主要航空会社の圧力と投資家にフレンドリーなポリシーを維持する上から新バンガロール国際空港予定地付近の土地を、EADS(European Aeronautic Defence and Space)に技術センターの用地として割り当てることを認めた。
ビジネス・スタンダードが9月6日報じたところによると、カルナタカ州政府商工部技術問題担当室のM C Veerabhadraiah室長は5日関係ステートメントを発表した。それによるとEADSは新空港近くの6~10エーカーの土地の割当を求めていた。EADSは向こう15年間に1万1000クロー(US$23.50億)を投じ、同地に子会社やパートナーを一つ屋根の下に収容できるキャンパス・スタイルの施設を設け、エニジニアリングや情報技術(IT)関連のサービスを手掛ける。
EADSが申請処理の遅れに懸念を表明、KingfisherやDeccan Aviation等の主要航空会社が州政府に対して申請処理を速めるよう圧力をかける中で、州政府は用地の割当を認めた。
EADSキャンパスの中心は『Engineering Centre Airbus India』と命名される予定のエンジニアリング部門。同部門はAirbusの100%子会社で、EADS傘下最大のオンサイト・ユニットになる。『Engineering Centre Airbus India』はハイエンドなエンジニアリング分析やデザインを手掛け、インド拠点の航空関連サプライヤーと密接な関係を構築すると言う。