2006-09-04 ArtNo.38385
◆Tata Chemicals、Gharda Chemicalsの買収協議
【ムンバイ】Tata Chemicals Ltd(TCL)はマハラシュトラ州Mumbai拠点の非上場企業Gharda Chemicals Ltd(GCL)の買収交渉を進めており、実現すればTCLは海外市場におけるポジションを強化するものと見られる。
エコノミック・タイムズが9月1日報じたところによると、年商700クロー(US$1.5億)のGCLは業績も良好な国内最大規模の農業化学企業でプロセス・デベロプメントや研究開発(R&D)を強みとしている。GCLのKeki Gharda会長はTCLと関係協議を続けていることを確認するとともに、2ヶ月以内に合意に達する可能性を示唆したが、それ以上のコメントを控えた。
GCLは殺虫剤、各種薬品、ポリマーを含む製品を手掛け、研究スタッフ200人を擁する。観測筋によると、Tataグループ傘下の農業化学企業Rallis IndiaとGCLは10年におよぶ業務関係を有し、互いにそれぞれの製品を売買している。加えてGCLの製品の半ばはTCL/Rallisの製品と類似していることから、GCLとRallisが合併される可能性が大きいと言う。
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