1995-11-08 ArtNo.3838
◆<馬>チバガイギー、アジア初のマスターバッチ工場オープン
【クアラルンプル】スイスの化学企業チバガイギーLtdとブミプトラ投資家の70:30の合弁会社チバガイギー(M)Sdn Bhd(CGM)のマスターバッチ工場は来月第2週乃至第3週から操業を開始する。
CGM完全子会社チバ・カラーMB Sdn Bhdにより経営される新工場は染料とプラスチック原料をミックスしたマスターバッチを製造する。同社は工場の稼働に先立ち今月半ばから輸入マスターバッチの販売を開始する。1996年6月までには家電やコンピューター業界向けハイエンド・マスターバッチの供給が可能になり、顧客の求めに応じて1週間以内に如何なる色のマスターバッチでも用立られるようになる。向こう5年間の設備投資は1000万Mドル。稼働後2年間には250万Mドルが投資され、累積投資は400万Mドルに達する。マレーシアのマスターバッチ市場は年率15%の成長を見ており、現在の市場規模は6000万Mドル。同社としては向こう3年間に14%のシェア獲得を目指すが、3年後の市場規模を8000万Mドルとして、同社の売上は1100万Mドルに達する見通しだ。(MBT:11/7)
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