2006-09-04 ArtNo.38375
◆EADS、Hindustan Aeronauticsと協力覚書
【バンガロール】欧州の国防・航空産業会社EADS(European Aeronautic Defence and Space)は1日、既に長期にわたる協力関係を有するHindustan Aeronautics Ltd (HAL)と、新協力領域を共同で開拓する覚書を交換した。協力領域には共同マーケッティングが含まれる。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月2日伝えたところによると、HALのAshok K. Baweja会長とEADSのTom Enders重役(CEO)がこの日調印した覚書には具体的協力領域は明記されていないが、両社は今後共同で航空産業ビジネスの中期、長期戦略に検討を加え、相互に利益を得られるパートナーシップの構築を図る。
EADS傘下のEurocopterは昨年Ecureuilタイプの全ヘリコプターのエアフレームの製造をHALに委託する方針を決めた。HALは今年末までに最初のエアフレームを納入する。Eurocopterは陸軍のCheetah/Chetak機団(ヘリコプターDhruvの共同開発)のライセンス製造に協力しており、HALが計画中の10トン・ヘリコプターの開発にも協力する意向を表明している。
HALはまたAirbus A320のドア600ユニットの製造を引き受け、これまでに300ユニット以上を既に納入している。A340の非常扉の製造も間もなく開始すると言う。
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