2006-09-01 ArtNo.38365
◆Ispat、300万トン・ペレット製造計画に参加
【コルカタ】Ispat Industries Ltd(IIL)はアンドラプラデシュ州Visakhapatnamに年産300万トンのペレット製造施設を設ける計画に投資する方針を決めた。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダードが8月30日報じたところによると、IILのPramod Mittal会長は29日催された年次総会後、マスコミに以上の計画を語った。それによると、P K-V K Mittalグループ企業Global Steel Holdings Ltd(GSHL)子会社のIILはペレット製造施設を設けるプロジェクトのスポンサーの1人を務める方針を決めた。
プロジェクトの推進母体を務める特殊会社(SPV:special purpose vehicles)が設けられるが、SPVの組織構成や投資額等の詳細は未定。投資額は詳細エンジニアリング調査(detailed engineering study)が完了後明らかになる。ビジネス・スタンダードはペレット製造事業のコストは900クロー(US$1.923億)前後と見積もっている。工期は2年半、原料リンケージは間もなく完了する。IILは複数の州政府と鉄鉱山のリース交渉を進めていると言う。
IILは黒字回復計画の一環としてマハラシュトラ州Dolviの年産360万トンの鉄鋼プラントのキャパシティー拡張や、原料供給地近くに新製鉄所を設けることを検討、また合金鉄、耐火物、菱苦土鉱(magnesite)、圧延鋼等の消耗品の供給確保も図っている。
IILの2006年3月期年度売上げは5010.73クロー(US$10.71億)と、前年の6112.89クローを下回った。純損益は前年の696.06クローの黒字から812.67クロー(US$1.736億)の赤字に転落した。
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