SEAnews 2006-08-30 ArtNo.38350

【ニューデリー】世界第2のコンピューター・チップ・メーカー、Advanced Micro Devices Inc(AMD)は、海外在住インド人のコンソーシアム、SemIndiaがアンドラプラデシュ州Hyderabadに計画する半導体ウエハー・ファブリケーション施設に約5億米ドルを投資する。
ビジネス・スタンダードが8月29日伝えたところによると、オフィシャル・ソースは同紙に以上の消息を語った。それによると、SemIndiaの特別経済区(SEZ)にはAMDの他、シンガポールのFlextronicsも投資、少数権益を取得する方針を発表している。
SemIndiaのウエハー・ファブ事業の総投資額は30億米ドルと見積もられ、内10億米ドルが自己資本、残りは借入で賄われる。AMDは出資だけでなく、技術も供与する。
SEZスキームはテクノロジー企業の呼び水になっており、2007年12月までに情報技術(IT)SEZには20億～30億米ドルの流入が見込まれている。契約製造業者(contract manufacturer)のFlextronicsは1億米ドルを投じてタミールナド州Sriperembudurの250エーカーの土地にSEZを設ける。フィンランドのテレコム・ジャイアンツ、Nokiaはタミールナド州に設けたSEZにおける製造業務を既に開始、同地に1億米ドルの投資を予定している。米国のテレコム企業Motorolaと世界最大のコンピューター・メーカーDellもSEZに各1億米ドルの投資を予定している。オンライン検索エンジン会社Googleは5億米ドル、Accentureは2億米ドルをSEZに投資する計画だ。