【ムンバイ】国営海運会社Shipping Corporation of India(SCI)は内陸コンテナ・デポ(ICD)及びコンテナ・フレート・ステーション(CFS:container freight station)を設け、ランド・ロジスティクス市場に参入することを計画している。
ビジネス・スタンダードが8月28日報じたところによると、SCIはマハラシュトラ州MumbaiのJawaharlal Nehru Port Trust (JNPT)が募集した見積もりコスト5000クロー(US$10.68億)の第4コンテナ・ターミナルの入札意向書(EOI:expression of interest)を提出するに当たり以上の方針を決めた。SCIのSudhir S Rangnekar取締役によると、同社はランド・ロジスティクス・ビジネスに進出する夢を実現するため、国際的な民間プレヤーと提携する。ICD及びCFSのロケーションや投資額に関しては、第4コンテナ・ターミナル契約を獲得した後に方針を決める。SCIは第4コンテナ・ターミナル・プロジェクトのために合弁会社を設ける計画で、合弁会社にはSCIを含む公共部門が50%、また民間部門のパートナーが残りの50%を出資する。同氏はパートナーの名称等、詳細を明らかにすることを控えた。
Rangneka氏によると、SCIは目下4300TEU(20フィート・コンテナ換算単位)のコンテナ船2隻の買収を図っており、コストは630クロー(US$1.35億)と見積もられる。また5000TEUのコンテナ船を別に2隻購入することも計画している。こちらのコストは720クロー(US$1.54億)と言う。
アナリストらは、海運ビジネスのマージンが圧力を受ける中でロジスティクス・ビジネスに進出するのはビジネス・センスを有すると述べている。