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2006-08-30 ArtNo.38345
◆インドの今後２０年の旅客機需要８５６機：ボーイング
【ニューデリー】米国の航空機製造会社BoeingのDinesh A. Keskar上級副社長は28日、インドにおける向こう20年間の旅客機(civilian aircraft)需要は856機、額にして720億米ドル以上と予想、昨年8月に同氏が示した同490機／320億米ドルの予想を2倍に上方修正した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとビジネス・スタンダードが8月29日伝えたところによると、Keskar氏は予想を上方修正した理由として、国内総生産(GDP)の力強い成長見通し、格安航空会社(low-cost airlines)の出現、インド政府が他国と調印した二国間航空協定、観光産業の成長等を指摘した。
同氏によると2026年までのインドの旅客機需要の80％はBoeing 737やAirbus A 320のような単通路型機(Single Aisle)で、Boeing 777／Boeing 787／Airbus A-340／A-350のような双通路型機(Twin Aisle)の需要は全体の14％にとどまるものと見られる。またBoeing 747のような大型機(large jet)のさしたる需要は望めない。
ボーイングは旅客機ばかりでなくインドの貨物機市場の潜在性にも注目していると言う。ちなみにボーイングのライバルAirbus Industriesは昨年、インドの航空会社は2025年までに800～1000機の航空機を購入すると予想した。
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