SEAnews 2006-08-25 ArtNo.38317

【ニューデリー】英国の電気自動車会社Ultra Motor Company(UMC)はインドの二輪車メーカーと、e-bike及びe-scooter製造に関する話し合いを進めている。
エコノミック・タイムズが8月22日報じたところによると、Ultra Motors IndiaのVJ Prakash重役(MD)はこのほど同紙に以上の消息を語った。これまでMoser Baer欧州事務所のMDを務めていたPrakash氏によると、電動二輪車は今年11月に初出荷され、エントリー・レベルe-bikeの値段は約1万2000ルピー。
またDeba Ghoshal取締役(ﾏｰｹｯﾃｨﾝｸﾞ担当)及びGanesh Mahalingam取締役(事業開発・営業担当)によると、パートナーは製造設備に投資、UMCはモーターや制御装置を含むキットを提供する。パートナーにより製造された製品は、新たに構築される小売り網を通じて販売される。当面はトップ15都市をターゲットにする方針で、間もなく広告宣伝活動を開始する。UMCは向こう18ヶ月間に小売店舗50店を設ける。マイクロプロセッサー・メーカー、Intelの場合と同様、製品はUMCの『powered by Ultra』商標で販売される。セールス・ポイントは無公害、低保守コストで、二輪車メーカーを含む複数の潜在パートナーと交渉を進めている。今後交渉相手を独立の企業家や電気関連会社等、より多くの製造業者に拡大する計画だ。
最初はエントリー・レベルe-bikeを含む2モデルを発売する。エントリー・レベルe-bikeの最高速度は約25キロで運転免許を必要としない。e-bike plusは最高時速35キロで運転免許を必要とする。後者の価格は約1万5000ルピーで、ピザ・デリバリーやクーリエ・サービス等、法人顧客をターゲットに販促する。また2007年初にe-scooterも売り出す計画で、こちらの価格は2万ルピー前後になると言う。