SEAnews 2006-08-23 ArtNo.38305

【コルカタ】P.K. Ruia氏に率いられるFalcon Tyres Ltd(FTL)は近く住友商事と技術提携を結ぶ見通しだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月20日伝えたところによると、両社が合意に達するなら、住友はロイヤルティーと引き替えに二輪車と三輪車用タイヤの製造技術を供与する。FTLオフィシャルによると、住友との提携はFTLの既存生産ラインもカバー、必要なら別にDunlopとの提携も検討する。住友は世界各地におけるダンロップ商標権を保持しており、インドではDunlop Indiaと技術提携している。
Ruia氏は、マハラシュトラ州Mumbai拠点の二輪・三輪車タイヤ製造会社Monotona Tyres Ltd(MTL)の買収も提案しており、こちらもFTLを通じて買収する可能性が有る。同買収計画は今月中にも実行されるものと予想されており、住友との提携交渉も同買収計画と関係している可能性がある。
一方、Ruia氏はかつてのBurn Standard & Company Ltdの2000エーカー余りの工場跡地に船舶解体・修理工場を設けるための交渉を西ベンガル州政府と進めており、去る8月17日にプレゼンテーションを行たと言う。