2006-08-23 ArtNo.38302
◆Essar、運輸事業をキプロス籍子会社傘下に統合
【ムンバイ】Essar groupはEssar Global Ltd(EGL)傘下の海運/ロジスティクス・ビジネスを新設したキプロス籍子会社Essar Shipping and Logistics Ltd(ESLL)の下に統合した。
エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥーが8月18日伝えたところによると、ESLLはEssar Shipping Ltd(ESL)/Essar Logistics Ltd(ELL)/Vadinar Oil Terminal Ltd(VOTL)3社を傘下に収める。ESLLが77%所有するESLは国際エネルギー業界に対する輸送サービスに照準を合わせる。ボンベイ証券取引所(BSE)上場のESLは超大型原油輸送船(VLCC)、タンカー、バラに貨物船を含む船舶27隻を所有、Shell/Exxon Mobil/Chevron/BP/Aramco/Texaco/Indian Oil Corporation (IOC)等、内外の主要石油会社と良好な関係を築いている。ESLLの完全出資子会社ELLは、ロジスティクス管理/積み替え輸送/港湾サービスを手掛ける。やはりESLLが完全出資するVOTLは、港湾/ターミナル業務に照準を合わせる。VOTLがグジャラート州Vadinarに建設中の年間処理能力3200万トンのターミナルは今年9月末までに稼働する。
ESLLのSanjay Mehta重役(CEO)によると、キプロスはインドと二重課税防止協定を結んでおり、節税効果も望めると言う。
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