2006-08-18 ArtNo.38272
◆NTPC、US$42億アルナチャル水力発電契約に近く調印
【ニューデリー】NTPC Ltdはアルナチャルプラデシュ州Italinに2万クロー(US$42.735億)を投じ、4000MW(メガワット)の水力発電施設を設ける。NTPCにとって過去最大の契約は間もなく調印される見通しだ。
ビジネス・スタンダードが8月14日伝えたところによると、NTPC幹部は同紙に以上の消息を語った。それによるとアルナチャル州政府は、別の場所に500MWの水力発電所を設ける計画もNTPCに委ねる方針だ。双方は先月州政府電力部オフィスで催された会議の席上、関係覚書を交換することで合意した。覚書は近く調印される。
アルナチャルプラデシュ州政府はこれ以前にNational Hydroelectric Power Corporation(NHPC)と、州内に1万500MWの水力発電施設を設けることで合意している。今回のNTPCとの合意はそれに続くもので、同州水力発電事業の主要なステップと言える。同州政府はNorth Eastern Electric Power Corporationとも、5000クロー(US$10.68億)前後を投じて1000MWの水力発電所を建設することで合意している。
NTPCにとってこれまで最大のプロジェクトは、オリッサ州Talcherに3000MWの火力発電所を設ける計画で、アルナチャルプラデシュ州政府はこれ以前にNTPCに、Hutang-I/II及びKalai-I/II発電事業もオファーしている。NTPCは現在ヒマチャルプラデシュ州Koldamに800MWの水力発電所を建設するプロジェクトを手掛けており、同工事は2008年までに完成する予定だ。
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