【ハノイ】国営石油会社ペトロベトナムはオーストラリアのBHPペトローリアムが要求するダイフン油田の石油生産分与率の見直しに応じる方針だ。
ベトナム・インベストメント・リビューが報じるところによれば、ペトロベトナムのHo Si Thoang重役(CEO)はこのほど、ダイフン油田の原油埋蔵量が当初の予測を下回るなら契約の見直しに応じる用意があると語った。BHPペトローリアムは9月に、生産分与協定の見直しが認められないなら、来年4月で操業を停止すると声明していた。ダイフン油田は当初7億バレルの原油を埋蔵していると見られていたが、実際に掘削して確認された埋蔵量は1億バレルに過ぎず、昨年末からスタートした生産活動のコストは予想を遥かに上回り、赤字操業が続けられていた。(ST:11/6)