2006-08-14 ArtNo.38263
◆SAIL-DVC、500MW発電所建設
【コルカタ】Steel Authority of India Ltd (SAIL)とDamodar Valley Corporation (DVC)の50:50の合弁会社、Bokaro Power Supply Company Pvt Ltd,(BPSC)は500MW(メガワット)の新発電所を設け、発電能力を拡張する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月11日、消息筋の言として報じたところによると、BPSC取締役会は関係プロジェクトを既に承認しており、プロジェクトは今月末にも親会社2社の取締役会にかけられる。
BPSCは2002年1月に設立され、現在Bokaro Steel Plant付属の302MW発電施設と毎時1880トンの複合スチーム発生装置を管理している。
新発電所はジャールカンド州の750エーカーの土地に設けられ、各250MWの2つのユニットから成る。完成すれば、Bokaro Steel Plant/Durgapur Steel Plant/IISCO plantの電力需要に応じる。Metallurgical and Engineering Consultants India Ltd (Mecon)が詳細事業化調査を引き受けた。建設コストは2200クロー(US$4.7億)と見積もられ、自己資本と借入で賄われる。
既存発電施設の設計上の発電能力は302MWだが、有効発電能力は200MWに下降している。このためSAILはAlstomに新ボイラーを発注した。
一方、SAILとNational Thermal Power Corporation (NTPC)の50:50の合弁に成るBhilai Electric Supply Company Pvt Ltd (BESCL)は2007-08年までに2×250MWの発電設備を増設する。コストは2600クロー(US$5.55億)と見積もられ、必要な認可は全て得ている。Bharat Heavy Electricals Ltd(BHEL)が発電施設の建造を引き受けた。766エーカーの用地が確保されており、内545エーカーに発電施設と補助施設が、残りの221エーカーにアッシュ処理施設が、それぞれ設けられる。
発電される500MWの内280MWはBhilai Steel Plantに、50MWはチャンディガルに、70MWはダマン&ディウに、100MWはダドラ&ナガールハベリに、それぞれ供給される。
同発電所は年間270万トンの石炭を必要とし、South Eastern Coalfields LtdがRaigarh炭坑から必要量の供給を引き受けている。BESCLの現在の発電能力は74MWと言う。
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