2006-08-14 ArtNo.38259
◆電動二輪車のIndus Elec-Trans、三輪車工場建設
【ムンバイ】半年ほど前にバッテリーで駆動する二輪車『YObykes』を発売したグジャラート州Kutch拠点のIndus Elec-Trans Pte Ltd(IET)は20クロー(US$427万)を投じてKutchの既存二輪車工場に電動三輪車(electric rickshaw)製造施設を併設する。
ビジネス・スタンダードが8月10日報じたところによると、新施設はKutch市Samakhyaliの既存工場に隣接して設けられ、当初年間製造能力は1万5000台、2007年4月までに商業生産を開始する。
IETは2006年2月にバッテリー駆動の二輪車を発売、過去6ヶ月間にグジャラート州だけで6000台を販売した。グジャラート州の他、ラジャスタン州、ハリヤナ州、マハラシュトラ州でも販売している。
都市の二輪車バイヤーをターゲットに開発したYObykesの年産能力は目下のところ20万台だが、2009年3月までにYObykes100万台の販売を目指している。
合計67店のディラーを擁し、内訳はグジャラート州に26店、ラジャスタン州に18店、ハリヤナ州に15店、マハラシュトラ州に8店を設けている。向こう2ヶ月間にマハラシュトラ州に43店を増設する。
今年7月1日以来マハラシュトラ州市場に照準を合わせており、Mumbaiに4店、PuneとNashikに各1店、合計8店のショールームを設けた。マハラシュトラ州では7月に500台を販売、2007年3月までに3万5000台の販売を目指している。
全国的には2006-07年に10万台、2008年3月までに35万台、2009年3月までに100万台を販売、年商2000クロー(US$4.27億)達成を目標にしている。
最高時速25キロ、積載重量75キロで、通常大人と子供各1人乗車でき、免許を取得する必要がない。1回の充電で60~80キロ走行できる。バッテリーの寿命は2万5000キロ。充電はゼロからスタートしてフル・チャージするのに6時間を要する。ガソリン・エンジンも、ギアボックスも、キャブレターも、クラッチも、キック・スターターも、消音装置もなく、価格は1万8000~2万1000ルピー。
IETは、鋳造・鉄鋼業界向けにカスタマイズされた冶金関連のターンキー・ソリューションを提供するグジャラート州Ahmedabad拠点のElectrotherm India Ltd(EIL)の子会社。
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