2006-08-14 ArtNo.38257
◆Jet Airways、中国経由米国向け運航サービス準備
【ムンバイ】インド最大の民間航空会社Jet Airwaysは2008年オリンピックに先立って中国に乗り入れるとともに、中国から米国への運航も開始する計画だ。
エコノミック・タイムズが8月8日伝えたところによると、Jet AirwaysのNaresh Goyal会長はこのほどPTI通信に以上の計画を語った。それによるとマハラシュトラ州Mumbai及びDelhiから上海と北京に乗り入れ、さらに米国の異なる目的地への運航を計画しており、来年にも新サービスを開始することを目指している。実現すれば、インドの航空会社としてはAir-Indiaに次いで2番目に中国に乗り入れることになる。中国への乗り入れは既に認められているが、米国における着陸権はまだ認められていない。しかし1年内に米国民間航空局の認可を取得できるものと見ている。
Jet Airwaysはニュヨーク乗り入れを計画しているが、2005年にある米国人がテロリスト・グループとの関係を理由に、Jet Airwaysの米国乗り入れを妨害した経緯がある。
中国乗り入れに関して、Jet Airways幹部は、「別にオリンピック・ブームを当てにしているわけではない。その種のブームは長続きしない。ビジネス旅行者の往来、取り分けソフトウェア専門家のインド/米国/中国間の往来に伴うビジネス機会に注目している」と語った。
Jet Airwaysはまた今年から来年にかけて欧州の様々な目的地への直行便の運航を開始する計画だ。今年末までにチューリッヒ他、複数の目的地への飛行を開始すると言う。
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