【ニューデリー】中核インフラ産業6業種(six core infrastructure ind-ustries:原油/石油精製/石炭/電力/セメント/鉄鋼完成品)の6月の成長率は電力/鉄鋼/セメントの成長鈍化から6.2%と、前年同月の8.3%を下回った。しかし前月の5.1%の伸びを上回った。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレスが8月10日、商工省産業政策促進局(DIPP:Department of Industrial Policy and Promotion)の暫定統計数字を引用し報じたところによると、6月の電力生産の伸びは4.5%(9.4%)、鉄鋼完成品のそれは5.6%(12.6%)、セメントは11.2%(16.6%)、原油は1.2%(0.3%)、石油精製は10.4%(-1.1%)、石炭は11.9%(3.4%)と、原油/石油精製/石炭生産の伸びは前年同期(括弧内の数字、以下同様)を上回った。
年初3ヶ月(2006/4-6)のインフラ産業の成長率は6.3%(7.5%)と、やはり前年同期に比べ減速した。部門別に見ると、原油0.2%(-1.2%)、石油精製11.8%(-4.9%)、石炭7.6%(7.6%)、電力5.2%(7.5%)、セメント9.7%(13.9%)、鉄鋼完成品6.8%(13.5%)と、やはり電力/セメント/鉄鋼完成品の伸びが前年同期に比べ鈍化した。
ちなみに中核インフラ産業は、工業生産指数(IIP:index of industrial production)の26.7%の比重を占めている。